近年、我が国は少子高齢化がもたらす社会のひずみ、グローバル化による産業構造の変化、地域間格差のひろがり、環境問題、危機管理など、今、まさに「この国のあり方」を問われています。これまでの概念にとらわれず、新たな視座から見つめ直し、どうあるべきかを考えなければなりません。
九州圏におきましては、九州新幹線全線開通にともない九州内外との交流が活発化しており、また、道州制・九州府の必要性が検討されており、より地方分権社会へと大きく加速することが期待されます。
私たちは、九州に根ざす地方シンクタンクとして、大学等の研究機関や専門家、自治体の運営に携わる皆様と連携し、中立な立場から多岐にわたる市町村の政策にかかる調査・研究を行い、専門的知見をもって計画策定に携わって参りました。
また、雇用問題にも積極的に取り組んでおり、幾多の人材育成事業を主宰・実施し、IT技術者(求職者支援訓練)、訪問介護員2級、子育て支援員、安心安全なまちづくりリーダーなど大きな成果を挙げてきました。
今後は、「コンサルティング部門」「人材育成部門」ともに専門性を高め基盤強化を図るために、永年にわたり技術提携を行ってきた幾多の実績をもつ協同組合鹿児島みらい研究所(平成9年設立)と合併に向けた動きも開始します。
私たち「みらい研」は、九州経済の発展と安心できる社会・生活の実現に寄与し、地域社会の“みらいへのパートナー”として責任を果たしてまいります。
平成24年7月
株式会社 九州みらい研究所 代表取締役 福田 博
協同組合 鹿児島みらい研究所 代表理事 福田 博